2026年9月24日ごろから、「Microsoft Officeが突然消えた」「ライセンス認証を求められるようになった」という報告が増えています。
最初は一部環境で起きているトラブルかと思っていたのですが、大塚商会も9月24日に、Office関連の問い合わせが急増していることを案内しています。対象として報告されているのは、主にOffice 2013、Office 2016、Office 2019です。
そこで、しばらく使用していなかった私の手元のOffice 2013も確認してみました。
すると、本当にライセンス認証が外れていました。
ネット上の情報をまとめただけではなく、自分の環境でも同じ現象を確認できたため、2026年9月26日時点で分かっていることを整理します。
なお、Microsoftから今回の事象について原因を特定した公式発表は、現時点では確認できていません。
先に結論:旧Officeで認証トラブルが発生している
現在確認されている状況を整理すると、以下のようになります。
| 項目 | 2026年9月26日時点 |
|---|---|
| 発生時期 | 2026年9月24日前後から報告が集中 |
| 主な対象 | Office 2013 / 2016 / 2019 |
| 主な症状 | ライセンス認証が外れる / Officeアプリが消える |
| 私の環境 | Office 2013でライセンス認証が外れていることを確認 |
| 原因 | 現時点では不明 |
| 有力な対処 | 再サインイン、プロダクトキーによる再認証 |
| Office自体がない場合 | 再インストールが必要になる可能性あり |
特に重要なのは、
「ライセンス認証が外れた」
のと、
「WordやExcelそのものがPCから消えた」
のは別の症状だということです。
いきなりOfficeを再インストールするのではなく、まず現在どの状態なのかを確認した方がよさそうです。
9月24日から「Officeが消えた」という問い合わせが急増
大塚商会は2026年9月24日、「Officeが消えた」「ライセンス認証を求められるようになった」という問い合わせが急増していると案内しました。
サポート対応時にOfficeのプロダクトキーが必要になる可能性があるため、PC購入時に付属していたプロダクトキーを準備するよう案内しています。
大塚商会のリリース
一部抜粋。
■ 発生原因について
現在、Windows Updateなどの更新をきっかけに、Officeのライセンス認証に関する事象が発生している可能性がございますが、現時点では原因を特定できておりません。
■ プロダクトキーによるライセンス認証について
PC購入時に同梱されていた「Officeのプロダクトキー」を再入力することで、Officeを利用できるようになったとの情報も見受けられます。
ただし、弊社にて確認した正式な対処方法ではないため、プロダクトキーの再入力を含む操作につきましては、弊社からご案内することができかねる場合がございます。
プロダクトキーをお持ちの場合は、今後の確認や対応に必要となる可能性がございますので、お手元にご用意ください。
お客様へのお願い
お手数をおかけいたしますが、担当者からのご連絡をお待ちいただいている間に、今一度、PC購入時に同梱されていた「Officeのプロダクトキー」をお探しいただきますようお願いいたします。
【9/25更新】Officeのライセンス認証等に関するお問い合わせ増加について
アプライド
アプライドも旧Officeを使用している環境でトラブルを確認しており,以下の製品を挙げています。
- Microsoft Office 2019
- Microsoft Office 2016
- Microsoft Office Home & Business Premium(2013)
この件は9月25日に窓の杜でも取り上げられており,単発のユーザートラブルではなく,複数環境で同時期に発生していることが分かります。
私のOffice 2013でもライセンス認証が外れていた
ここが今回一番気になったところです。
私の手元にもOffice 2013をインストールしたPCが残っていたため,実際に確認してみました。
すると,Office 2013のライセンス認証が外れていました。

これまで普通に認証されていたOfficeです。
もちろん、私の1台で発生したからといって、すべてのOffice 2013で同じ現象が発生するとは言えません。
ただ、
- 9月24日前後から問い合わせが急増
- Office 2013が対象製品として報告されている
- 自分のOffice 2013でも認証外れを確認
という状況なので、古いOfficeを使用している場合は一度確認しておいた方がよさそうです。
Office 2013・2016・2019が主な対象
今回、特に報告が目立っているのが古い買い切り版Officeです。
Office 2013については、Microsoftのサポートが2023年4月11日に終了しています。
Office 2016とOffice 2019についても、2025年10月14日にサポートが終了しています。
ただし、ここは混同しない方がよいでしょう。
サポート終了=Officeが突然使えなくなる
という意味ではありません。
サポート終了後はセキュリティ更新、バグ修正、Microsoftによる技術サポートなどが提供されなくなります。
したがって、
「Office 2013や2016のサポートが終わったから、2026年9月24日にMicrosoftが一斉にライセンスを停止した」
と判断できる根拠は、現時点ではありません。
今回のライセンス認証問題と、旧Officeのサポート終了は分けて考えた方がよさそうです。
原因はまだ分かっていない
今回の件については、いくつか原因候補が挙げられています。
アプライドでは、トラブルが発生した環境について、
Microsoftアカウントの二段階認証が通っていない状態だったことや、長期間Microsoftアカウントへアクセスしていないユーザーで問題が発生している可能性を挙げています。
また、
- Windows Update
- Office Update
- Microsoftアカウント
- Microsoft側の認証処理
- 利用規約などの変更
との関連を疑う情報もあります。
ただし、どれも今回の現象全体を説明できる原因として確定したものではありません。
Microsoftには「最近のOfficeのインストールとライセンス認証に関する問題」をまとめた公式ページがありますが、現時点で今回の9月24日前後の事象について原因を特定した案内は確認できません。
そのため、この記事でも原因については断定しません。
個人的に気になるのは、複数のユーザーが同じ9月24日前後に一斉に症状へ気付いている点です。
単純に「2年間Microsoftアカウントへログインしていなかった」という理由だけであれば、本来はユーザーごとに発生時期がばらけてもよさそうです。
何らかの共通した処理がきっかけになった可能性は考えられますが、現段階では推測です。
Officeのライセンス認証が外れた場合
Office自体は残っていて、ライセンス認証だけが外れている場合は、まず再認証を試します。
MicrosoftもOfficeの再ライセンス認証について、Office 2013、2016、2019を対象とした手順を公開しています。
Microsoftアカウントと紐付けられているOfficeでは、Officeを購入・登録したMicrosoftアカウントでサインインします。
Officeの「ライセンスのない製品」エラーについても、Microsoftは最初に正しいアカウントでOfficeへサインインするよう案内しています。
プロダクトキーで認証しているOfficeの場合は、プロダクトキーの再入力も確認します。
今回の件では、プロダクトキーを再入力することで復旧したという報告も出ています。
Officeそのものが消えた場合
もう一つ報告されているのが、
Word、Excel、OutlookなどのOfficeアプリ自体がPCからなくなっている
というケースです。
この場合は認証だけの問題ではありません。
まず、
Windowsの「インストールされているアプリ」や「プログラムと機能」
などからOfficeが残っているか確認します。
Officeそのものがアンインストールされた状態であれば、再インストールが必要です。
Office 2016や2019など、Microsoftアカウントへ紐付けられている製品では、OfficeをセットアップしたMicrosoftアカウントから再インストールできる場合があります。Microsoftも、プレインストール版Officeを再インストールする際には、Officeを登録したMicrosoftアカウントでサインインする手順を案内しています。
古いOfficeでは製品形態によってプロダクトキーが必要になる場合もあります。
PC購入時に付属していたOfficeのカードやプロダクトキーは、まだ捨てない方がいいでしょう。
今回の大塚商会の案内でも、対応時にプロダクトキーが必要になる可能性があるとしています。
いきなりWindows Updateを削除するのは待った方がいい
今回の症状については、Windows UpdateやOffice Updateとの関連を疑う情報もあります。
ただし、
特定のKBが今回のライセンス認証問題を引き起こした
というMicrosoft公式情報は、現時点では確認できません。
2026年9月にはOffice 2016向けを含め複数のOffice更新プログラムが公開されていますが、それだけで今回の原因とは判断できません。
そのため、
「Officeが認証できないから、とりあえず直近のWindows Updateを全部アンインストールする」
という対処は、今の段階では避けた方がよいと考えています。
まず、
Officeが残っているか
↓
ライセンス認証だけ外れているのか
↓
Microsoftアカウントで再認証できるか
↓
プロダクトキーがあるか
↓
必要ならOfficeを再インストール
という順番で切り分けた方が安全です。
格安のOfficeキーを新しく買う必要はない
ライセンス認証が突然外れると、
「ライセンスが失効したのでは?」
と思って新しいOfficeを購入したくなるかもしれません。
しかし、今回のように今まで正常に使用できていた正規Officeで突然認証が外れた場合、まず元のライセンスを確認すべきです。
Microsoftアカウントへの再サインインや、既存のプロダクトキーで復旧できる可能性があります。
少なくとも原因が分からない段階で、新しいライセンスを購入する必要はありません。
特にネット上で極端に安く販売されているOfficeのプロダクトキーへ手を出すのは避けた方がよいでしょう。
ただしOffice 2013を使い続けるのは別問題
今回、私のOffice 2013でもライセンス認証が外れていることを確認しました。
認証できれば再び使える可能性がありますが、
Office 2013を今後もメイン環境で使い続けてよいか
という話は別です。
Office 2013は2023年4月11日にサポートが終了しています。
Office 2016と2019についても2025年10月14日でサポート終了済みです。
サポート終了製品では、新たに発見された脆弱性に対するセキュリティ修正が提供されません。
今回のライセンス問題があるからOfficeを買い替える、という話ではありませんが、業務PCで旧Officeを使っている場合は、そろそろ移行を考える時期ではあります。
まとめ
2026年9月24日前後から、Office 2013、2016、2019を中心に、
「Officeが消えた」
「突然ライセンス認証を求められた」
という報告が増えています。
そして今回、私の手元に残っていたOffice 2013を確認したところ、実際にライセンス認証が外れていました。
少なくとも、ネット上だけで起きている話ではなさそうです。
一方で、今回の現象についてMicrosoftから原因を特定した公式情報は、現時点では確認できていません。
まずはOfficeがPCに残っているかを確認し、残っているのであればMicrosoftアカウントへの再サインインやプロダクトキーによる再認証を試す。
Officeそのものがなくなっている場合は、ライセンス情報を確認したうえで再インストールする。
今のところ、この順番で対応するのが現実的です。
私のOffice 2013についても、実際に再認証を行い、復旧できるか確認してみます。
結果が分かり次第、この記事へ追記します。
参考リンク
大塚商会:Office製品に関するお問い合わせ集中に伴う折り返し遅延のお知らせ
https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/news/detail?linkBeforeScreenId=OMP20F0102S01P&oshiraseNo=0000006467
2026年9月24日、「Officeが消えた」「ライセンス認証を求められる」という問い合わせが急増していることを案内しています。
窓の杜:「Microsoft Office」が消えた、ライセンス認証しろ……シルバーウィーク明けの職場で混乱
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/2143100.html
2026年9月24日前後に発生しているOffice 2013、2016、2019の認証問題をまとめています。

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