【速報】Xperiaが電波法違反！総務省が発表，ユーザーへの影響はなし

2024年12月13日，総務省はソニー株式会社が製造，販売する携帯電話端末について，工事設計合致義務違反として，再発防止策を含む行政指導を行ったと発表しました。
この記事では，関連する情報をまとめます。

総務省，ソニーの発表によると，すでに対応済みになります。

工事設計合致義務違反とは

総務省，ソニーの発表より，違反内容としては以下の流れになります。

そのため，強めの電波が出ていて人体に影響があるとか，そんなことはありません。

総務省，ソニーの発表

総務省の発表より

総務省は、本日、ソニー株式会社に対して、厳重注意するとともに、原因の究明・分析及び再発防止策の検討等を行い、その結果について令和7年1月14日（火）までに報告するよう指導しました。
なお、対象の携帯電話端末は、同社から工事設計認証の再申請を行っており、令和6年11月1日（金）時点で正しい工事設計に基づく認証を受けています。そのため、現時点においては、流通済みの端末を含め、対象の携帯電話端末の工事設計合致義務違反は是正されています。

総務省の記事

SONYの発表より

ソニー株式会社が製造した以下のスマートフォンにおきまして、認証を受けた工事設計に含まれないアンテナを使用して電波を発射することが可能な状態であったことが判明しました。この件については2024年10月31日に総務省に報告し、技術基準に適合していることが確認されたうえで2024年11月1日時点で正しい工事設計に基づく再認証を受けています。当該の認証工事設計に合致していなかったことに対し、2024年12月13日に総務省より厳重注意および、原因の究明・分析、再発防止策の検討等の指導を受けました。

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当該機種（株式会社NTTドコモ向け）

発売日は価格コム調べです。

電波法違反とは

電波法とは，電波の利用に関する法律です。私たちの身の回りには，スマートフォンやテレビなど，電波を利用する機器がたくさんありますが，これらの機器は法律で定められた技術基準を満たしていなければなりません。

今回の問題では，ソニー株式会社が製造・販売したXperiaの一部機種が，この技術基準に違反していたことが発覚しました。具体的には，スマートフォンの中の「アンテナ」と呼ばれる部品が，法律で定められた範囲を超えて電波を出していたのです。

ユーザーへの影響

幸いなことに，ソニーはすでに問題となっている機種について，正しい設計に基づいた認証を取得し直しています。そのため，現在流通しているXperiaを所有している方については特別な手続きを行う必要はありません。

まとめ

今回は，Xperiaの電波法違反問題について解説しました。この問題によって，普段何気なく使っている製品の安全性について，改めて考えるきっかけになったのではないでしょうか。

関連情報

総務省 電波利用ホームページ
特定無線設備の基準認証制度における技術基準への不適合等の事例