KB5002653で発生したアドインのエラーは2024年11月19日にリリースされた更新プログラムKB4484305が解決策となります。この記事では、KB4484305の適用方法と,社内展開に便利な配布用バッチファイルの使用方法を解説します。
Excel 2016 でアドインエラーの解決方法 (KB5002653)
Microsoft Excel 2016 で,2024年11月12日のセキュリティ更新プログラム (KB5002653) の適用後,ソルバーなどのアドインで「参照先が見つかりません」エラーが発生するケー…
目次
KB4484305とは?
KB4484305は,Excel 2016のアドイン関連の不具合を修正する更新プログラムです。以前KB5002653で発生した,「参照先が見つかりません」エラーが表示され,アドインが正常に動作しない問題を解決します。
KB4484305の適用方法
KB4484305は、Microsoft Updateから自動的に適用される場合もありますが、手動で適用することも可能です。Microsoftの公式サポートページからダウンロードしてインストールできます。
社内展開に便利な配布用バッチファイル
多数のPCにKB4484305を適用する必要があるため,以下のバッチファイルにて展開しました。
@echo off
:: 管理者権限チェック
net session >nul 2>&1
if %errorLevel% neq 0 (
echo 管理者権限で実行してください。
timeout /t 10
exit /b 1
)
:: PCアーキテクチャー判定
if defined ProgramFiles(x86) (
set "ProgramFile=excel2016-kb4484305-fullfile-x86-glb.exe"
) else (
set "ProgramFile=excel2016-kb4484305-fullfile-x64-glb.exe"
)
:: 初期変数設定 (\\DeployServer\Excel2016_KB4484305 を適切なパスに変更)
set "DeployServer=\\DeployServer\Excel2016_KB4484305"
:: パスの存在確認とインストール実行
if exist "%DeployServer%\%ProgramFile%" (
echo インストールを開始します...
"%DeployServer%\%ProgramFile%" /quiet /passive /norestart
if errorlevel 1 (
echo インストール中にエラーが発生しました。
timeout /t 10
exit /b 1
)
) else (
echo アップデートファイルが見つかりません:%ProgramFile%
pause
exit /b 1
)
echo インストールが完了しました
timeout /t 10
バッチファイルの使い方
- 上記のバッチファイルをテキストエディタにコピーし,拡張子を
.bat
として保存します。 DeployServer
変数の値を,アップデートファイル(excel2016-kb4484305-fullfile-x86-glb.exe
またはexcel2016-kb4484305-fullfile-x64-glb.exe
)を配置したネットワーク共有フォルダのパスに変更します。- バッチファイルを管理者権限で実行します。
注意点:
- バッチファイルを実行する前に,必ずアップデートファイルを適切な場所に配置してください。
- ファイル名はMicrosoftの公式配布ファイル名と一致させてください。
まとめ
Excel 2016のアドインエラーでお困りの方は,KB4484305を適用することで解決できる可能性があります。配布用バッチファイルを利用すれば,社内展開もスムーズに行えます。ぜひご活用ください。
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