Adobe Acrobat 2020(永続版)のサポートは2025年6月1日に終了です。
それに伴って,販売は2024年7月15日に終了しました。
私が所属している組織では,クローズド環境を構築しております。
そのため,クラウド版のライセンスとはすこぶる相性が悪く,後継となるソフトを検証しました。
Adobe Acrobat 2020 の正統な後継
2023年末の次年度予算申請の当時は,Adobe公式から後継を出す or 出さないのアナウンスがなく,きっと出るだろうと考えておりました。
しかし,いつの間にかAdobe 公式からアナウンスがあり,
「Acrobat 2020以後の Acrobat永続ライセンス版の新しいバージョンの計画はありません。」
とはっきり明記されていました。
https://www.adobe.com/jp/acrobat/information/endsupport.html
ということで,Adobe公式からの正統な後継はサブスクリプション版のAcrobatとなります。
そのため,次章で別のソフトウェアについても検証します。
Just PDF 5
まずは,株式会社ジャストシステムのJust PDF 5を検証しました。
ジャストシステムは一太郎を作ったメーカーです。
https://www.justsystems.com/jp/products/justpdf/features/lineup.html?page=corporate
Adobe Acrobatと比較すると,ファイルを開くまでに時間がかかる印象です。
開くだけであれば,Adobe Reader DCか Chrome,Edgeなどのブラウザで開く等,分担すれば問題ないと思います。
Just PDFには無印とProの2種類あります。
違いは,「データ編集」機能にあり,基本的な部分であれば,無印で十分だと思います。
Proにすることで,フォームの作成や,データの直接編集,電子署名への証明書を組み込む機能が増えます。
金額的にも,JustPDFでいいかなと思いましたが,調べてみるとオープンソースの無償ソフトがありました。
CubePDF
CubePDFは株式会社キューブ・ソフトが提供するオープンソースソフトウェアです。
株式会社キューブ・ソフトはCubePDFシリーズを中心とした便利なWindowsソフトウェアを開発・提供している日本の企業になります。
https://www.cube-soft.jp/cubepdf
ビジネスユースですと,無償ソフトの使用は抵抗があるかと思いますが,CubePDFに関しては以下の文言が掲載されており,ビジネス,プライベートともに使用して問題ないと判断しています。
また,どうしても有償版が良いという場合に,有償版が用意されているのも良い点です。
まとめ
公式より,Adobe Acrobat 2020以降の永続版がでないとの案内が出てしまったため,
サブスクリプション版以外での以降先を検証しました。
企業としては,サブスクリプション版へ切り替えるのが最善だとはわかっていますが,
Adobe Acrobat 2020以降の永続版がでないことで,困っている人がいれば参考になると幸いです。
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