【Windows 11】2026年1月更新 KB5074109 の不具合まとめ|Outlook/IME影響と修正状況(KB5074109)

2026年1月13日(日本時間14日)に配信された Windows 11 向け月例累積更新 KB5074109 は,2026年最初のセキュリティアップデートです。
本更新にはセキュリティ修正および品質改善が含まれていますが,適用後に複数の重大な不具合が発生し,Microsoft が 帯域外更新(Out-of-band, OOB)を複数回リリースする異例の事態となっています。

本記事では以下を整理します。

  • KB5074109 の公式な更新内容
  • 適用後に発生している Outlook / クラウド連携 / IME の不具合
  • 修正パッチ KB5077744 / KB5078127 の修正対象と未解消
目次

KB5074109 の概要

  • 公開日:2026年1月13日(Patch Tuesday)
  • 対象 OS:Windows 11 24H2 / 25H2
  • OS ビルド:26100.7623 / 26200.7623
  • 分類:累積セキュリティアップデート(LCU)
  • 目的:セキュリティ修正、品質向上、安定性改善

主な更新内容(公式リリースノートベース)

セキュリティ修正

  • Windows 全体の脆弱性修正を含む累積更新
  • 月例セキュリティ更新として必須扱い

品質・システム改善

  • NPU(Neural Processing Unit)がアイドル時に電源オンのままになる問題を修正(バッテリー消費改善)
  • Secure Boot 証明書の自動配信と信頼性判定の改善
  • WinSqlite3.dll 更新による一部セキュリティソフトとの競合改善
  • WSL(Linux 環境)のネットワーク / VPN 接続問題修正
  • Azure Virtual Desktop の RemoteApp 接続エラー修正

KB5074109 適用後に発生している不具合一覧

KB5074109 適用後,公式既知問題・ユーザー報告・企業向けサポート情報を通じて,以下の不具合が確認されています。

Outlook (classic) がフリーズ・起動しない問題

  • Outlook (classic) が起動しない
  • 起動後すぐ「応答なし」になる
  • 同じメールを繰り返し再ダウンロードする
  • POP アカウント / PST を含む従来型プロファイルでハング

この問題は Windows Update 適用後に発生し,Microsoft 公式サポートでも 既知の問題として掲載中 です。
また,回避策にWindows Updateの削除があります。

回避策

修正プログラムが利用可能になるまで、webmail を使用してください。 その他の回避策は複雑な場合があります。  参照については、以下にリンクされているフォーラム スレッドを参照してください。  

Microsoft Support:POP アカウントと PST を含む従来の Outlook プロファイルは、2026 年 1 月 13 日の Windows 更新プログラムの後にハングします

OneDrive / Dropbox 利用時にアプリが応答しなくなる問題

以下の操作時にアプリがフリーズするケースが報告されています。

  • クラウドストレージ上のファイルを開く
  • ファイルを保存する
  • Outlook (classic) が OneDrive / Dropbox を経由して PST や添付ファイルを扱う

フリーズ後には,アプリが「応答なし」になる,エラーが表示されるといった症状が発生します。

Windows IME が勝手に無変換になる問題(コミュニティ報告)

一部環境では、以下の IME 挙動異常が報告されています。

  • ブラウザ上で日本語入力中、勝手に無変換状態になる
  • スペースキーで変換できず、文字が確定される
  • 半角/全角キーを何度か押すと一時的に復旧
  • Edge / Chrome で発生
  • Google 日本語入力では発生しない。

※ 2026年1月14日の KB5074109 適用以降で顕著で,複数ユーザーから同様の報告が確認されていますが,公式リリースノートの既知問題には未掲載です。

修正版パッチ(帯域外更新)の配信状況

KB5074109 の不具合を受け,Microsoft は緊急の帯域外更新を配信しています。

KB番号公開日内容
KB50777442026/1/17KB5074109 による重大不具合(RDP 認証,電源関連など)の修正
KB5078127 2026/1/24KB5077744 を含む累積修正 + クラウド連携アプリ安定性改善

重要なポイント

KB5077744 / KB5078127 は KB5074109 の不具合対応パッチです。
ただし,Outlook (classic) や IME の不具合が「完全解消された」と公式に明記されていないため,現時点では 暫定的な安定性改善に留まります。

現在も未解消と判断される問題(2026年1月時点)

  • Outlook (classic) + POP / PST プロファイルのハング問題
  • クラウドストレージ連携時のフリーズ問題
  • Windows IME が無変換になる挙動

Microsoft はこれらを「解消済み」とは発表していません。

トラブル対処と管理者向けの注意点

一般ユーザー向け

  • KB5077744 / KB5078127 が適用されているか確認
  • Outlook / クラウド連携で致命的な場合は一時的な更新アンインストールを検討
  • システム復元や SSU 先行適用が有効なケースあり

管理者向け

  • WSUS / Intune で段階的展開を実施
  • 検証環境で Outlook / IME / クラウド連携を重点確認
  • OOB適用後も安定するまで展開を遅らせる判断が必要

まとめ(事実ベース)

KB5074109 は 2026 年最初の Windows 11 セキュリティ更新として重要な役割を持つ一方,Outlook (classic),クラウドストレージ連携,IME入力など業務影響の大きい不具合を引き起こした更新であることが確認されています。

Microsoft は KB5077744 / KB5078127 を配信しましたが,2026年1月26日時点ではすべての問題が完全解消されたとは言えない状況です。
Windows Update を迅速に適用することは,セキュリティ面で重要ではありますが,過去にはWindowsUpdateにより文鎮化した事例も多く存在します。影響範囲と未解消問題を把握した上で運用判断を行うことが,2026年も更新管理において重要になりそうです。

参考情報(一次・公式ソース)

リコー公式:Outlook / Windows Update 不具合まとめ
Microsoft公式:Outlook classic(POP / PST)既知の問題

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