Windows 11 の最新バージョン 「25H2」 が 2025年10月8日 に正式リリースされました。
AI機能「Copilot+」の統合や,エクスプローラーの刷新,セキュリティ強化など注目の新機能が満載です。
でも,「うちのPC、TPM非対応だから無理…」
「古いCPUでブロックされてアップグレードできない」
そんな悩みを抱えている人も多いはずです。
実は,そんなサポート外PCでも簡単にWindows 11へアップデートできる裏技があります。
そのカギとなるのが,今回紹介する 「Flyoobe」 というツールです。
このツールを使えば,面倒なコマンド操作やレジストリ編集なしで,
クリックだけでWindows 10 → Windows 11へ安全にアップグレード可能です。
この記事でわかること
この記事では、「Flyoobe」というツールを使い,Windows 10からWindows 11にアップグレードする方法をわかりやすく解説します。
特に「TPM 2.0やSecure Boot非対応の古いPC」でもWindows 11 25H2までアップデートできる点がポイントです。
Flyoobeとは?
FlyoobeはWindows 11 のセットアッププロセス(OOBE: Out Of Box Experience)を自由にカスタマイズできるツールです。これを使うことでWindows 10の環境から簡単にWindows 11へアップグレードできます。
内部的には「Windows 11 Upgrade Assistant(Flyby11)」を利用しており,互換性チェックの回避・ISOの自動マウント・セットアップ準備を自動で行ってくれます。
事前準備
アップグレード前に,以下の3点を確認しましょう。
- 現在のWindowsバージョンを確認
- Windowsキー+R →
winverを入力 - 「Windows 10 Pro」や「Home」が表示されればOK。
- Windowsキー+R →
- バックアップを取る
- 念のため重要ファイルを外部ストレージへコピー。
- Windows 11 ISOファイルを準備
- Microsoft公式サイトまたはMedia Creation Toolで入手可能。
- Flyoobeから直接ダウンロードも可能。
Flyoobeの準備
ダウンロード
以下のGithubへアクセスし,最新のFlyoobeをダウンロードしてください。

起動
ダウンロードしたzipを展開し,フォルダ内の exe をダブルクリック。

もしかしたら,起動を停止されることがあります。その場合は「詳細情報」から「実行」してください。

手持ちのISOファイルを使う方法


読み込みが完了すると,以下のようなメッセージが表示されます。
Windows 11 installation can now proceed. Please follow the instructions in the setup window.

Windowsセットアップ開始
Windowsセットアップを起動します。
画面には「Windows Server セットアップ」と表示されますが、実際にはWindows 11がインストールされるので安心してください。
見慣れたセットアップ画面で同意して進めます。
「インストール」を開始すると,デカデカとWindows Serverと出ますが,問題ありません。



インストール中の注意点
- セットアップ中は一時的に「Windows Serverのインストール中」と表示されます。
- これは正常な挙動で、実際にはWindows 11 Pro/Homeが適用されます。
- 途中で電源を切らないように注意してください。

アップグレード完了後の確認
再起動後、Windowsの設定からバージョンを確認します。
- スタートメニュー → 設定 → システム → バージョン情報
- 「Windows 11 Pro 24H2(ビルド 26100.xxx)」と表示されれば成功!

ESU(拡張セキュリティ更新)の登録(任意)
Flyoobeには「ESU Enroll」機能もあり、Windows 10を2026年まで安全に使うための拡張セキュリティアップデート登録が可能です。
- 「More options」→「Enroll in ESU」を選択
- セキュリティ更新を維持しながら安全に利用できます。
まとめ:Flyo.exeは古いPCの救世主!
実際に筆者も第6世代CPU(i5-6500)環境で問題なくアップグレードできました。
公式サポート外でも,工夫次第で最新環境を楽しめます!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ツール名 | Flyoobe |
| 対応OS | Windows 10 → Windows 11 |
| 主な特徴 | TPM / Secure Boot回避、ファイル保持、GUI操作 |
| メリット | 非対応PCでも安全にアップデート可能 |
| 注意点 | インストール中に「Windows Server」と表示されてもOK |

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